当館では、『大漢和辞典』を始めとする漢和辞典を発行する大修館書店が、漢字や漢詩・漢文などに関するさまざまな情報を提供していきます。

既刊ピックアップ

既刊ピックアップ

日本語・日本文化

麻雀の誕生

大谷通順 著

多くの人を魅了してやまない麻雀。こんな複雑なゲーム、いったい誰が考えたのだろう……。そんなことを一度でも思ってみたことがある人におすすめする、(おそらくは)本邦初の学術的な麻雀本。

漢字の民俗誌

丹羽基二 著

姓氏研究家として名高い著者が、人名・地名に託された意味や、文字にまつわる習俗を紹介しながら、日本人の生活感・人生観を浮き彫りにする。

東洋学の系譜

江上波夫 編

明治から昭和初期まで、日本の東洋学の草創期に活躍した24人の東洋学者の足跡を、斯学の第一人者たちによる熱のこもった文章でたどる。略年表・主要著作一覧付き。

星座で読み解く日本神話

勝俣 隆 著

古代日本人は星の神話を生み出していた。サルタヒコはヒアデス星団、アメノウズメはオリオン座……。日本神話はまさに天井画廊の物語である。

日本漢方典籍辞典

小曽戸 洋 著

過去に日本で著された漢方医書の中から、著名度・影響力・出版の有無・歴史的価値等を勘案し七〇七書を抽出、解説とともに書影を付した。日本漢方を知るために必須の一冊。

明治改暦―「時」の文明開化

岡田芳朗 著

「文明開化」という近代国家形成の過程で、千年以上も継続してきた太陰太陽暦を廃止し、新しい「時」のシステムの導入を行なった「時の大変革」とは?――暦学の泰斗による迫真の論考。

『「山月記」はなぜ国民教材となったのか』

佐野幹 著

李徴に「欠けるところ」とは、本当に「人間性の欠如」だったのだろうか? 中島敦「山月記」が国民教材に登り詰めるまでの知られざるドラマを、「きわめてスリリング」に描く。

『一席二聴 落語で楽しむ古典文学』

井口守 著

落語作家にして、国語教師。そんな著者のびっくりするような行動力と、偶然の出会いから生まれたこの本は、すでに日本の古典作品になった……のかもしれない。

『古代日本と古代朝鮮の文字文化交流』

国立歴史民俗博物館、平川南 編

日本人はどうやって文字を手に入れた? 韓国の地中から発見された資料がその謎を解く! 日韓の研究者12名による、バラエティに富んだ報告。気になる章からお読みください。

『盆栽の誕生』

依田徹 著

「盆栽に興味はありませんか?」著者の一言で始まったお仕事は……華麗なる、いえ魔性のBONSAI Worldへの第一歩となってしまった!