当館では、『大漢和辞典』を始めとする漢和辞典を発行する大修館書店が、漢字や漢詩・漢文などに関するさまざまな情報を提供していきます。

読み物

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偏愛的漢詩電子帖 NEW

梨花 一枝 春 雨を帯ぶ             ――――白居易「長恨歌」

花や木の名前をよく知っている人は羨ましい。目に留まる草花の名を次々挙げられると、なんだか地球上のすべての植物を知り尽くしているみたいで、尊敬してしまう。東北大学で中国文学を講じておられた志村良治先生は、わたしの知る限り、業界ナンバーワンだった。中国哲...

医学をめぐる漢字の不思議 NEW

微生物学名と造字

江戸時代までに医師が漢字を作ってきた例をこの何回かで見てきた。ここでさらに少しマニアックな分野を取り上げてみる。寄生虫、微生物に漢字を作って当てはめた人物が明治から昭和の時代にいた、という話だ。感染症の話題が多い昨今に、微生物学の流入初期におきた漢字...

偏愛的漢詩電子帖 NEW

荊王の枕上 元より夢無し             ――李商隠「元城の呉令に代わりて暗かに為に答う」

前回この欄に御登場いただいた魏の文帝曹丕[そうひ]、彼と弟の曹植の間には曹操の後継者争いをめぐる確執があったことはよく知られている。曹操が死に、曹丕が魏の初代皇帝として即位したあとも、曹植は「いじめ」を受け続けた。遠い藩に追いやられ、それもしばしば転封...

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『三国志演義』から中国人を読み解く画期的な総合事典 NEW

二松学舎大学教授の伊藤晋太郎先生に、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 渡邉義浩氏と仙石知子氏による『三国志演義事典』が間もなく刊行される。これまで『三国志演義...

『三国志事典』には渡邉義浩の世界知がつまっている NEW

青山学院大学名誉教授の大上正美先生に、『三国志事典』(渡邉義浩著、2017年)をご紹介いただきました。 十九世紀初頭にはじめての著書を公刊したヘーゲルは、長谷川宏によれば、哲学博士の肩書をあえて「世界知の博士」と記したそうである。専門化が極端に進行し...

演義と正史を往還する事典 NEW

東京国立博物館主任研究員の市元塁さんに、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 近年の技術革新は表現媒体の多様化をうながし、これと相呼応して物事に対する関わり方も多...