当館では、『大漢和辞典』を始めとする漢和辞典を発行する大修館書店が、漢字や漢詩・漢文などに関するさまざまな情報を提供していきます。

読み物

連載記事 記事一覧へ

偏愛的漢詩電子帖 NEW

我歌えば月徘徊し、我舞えば影凌乱す         ――李白「月下独酌」

今年の中秋の月は十月一日。それが旧暦の八月十五日にあたる。秋三か月を孟秋・仲(中)秋・季秋に分けた真ん中の月の十五夜である。「月見る月はこの月の月」と言われたように、この時期になれば暑気はすっかりはらわれ、澄んだ秋の夜空にとりわけさえざえと月が輝く。...

医学をめぐる漢字の不思議 NEW

漢字を再利用した大槻玄沢

ほとんどの医学用語は漢字二字以上で表される。しかしこの連載では、一字で表される、特に廃れてしまった用語をよく取り上げている。先人たちはでたらめに難しい字を使っていたわけではなく、もちろんのことながら、そこにはある程度パターンがあった。今回はそれをふり...

偏愛的漢詩電子帖 NEW

安くんぞ得ん 赤脚 層冰を踏むを          ――杜甫「早秋 熱きに苦しみ 堆案相い仍る」

暮らしていくために必要な条件は、「衣食住」とまとめられる。着る・食べる・住むである。中国ではもう一つ、交通手段を加えて「衣食住行」という。この三つ、ないし四つは、生活に欠かせない基本であるとともに、生活レベルをあらわすこともある。「行」が生活レベルを...

特別記事記事一覧へ

『三国志演義』から中国人を読み解く画期的な総合事典 NEW

二松学舎大学教授の伊藤晋太郎先生に、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 渡邉義浩氏と仙石知子氏による『三国志演義事典』が間もなく刊行される。これまで『三国志演義...

『三国志事典』には渡邉義浩の世界知がつまっている NEW

青山学院大学名誉教授の大上正美先生に、『三国志事典』(渡邉義浩著、2017年)をご紹介いただきました。 十九世紀初頭にはじめての著書を公刊したヘーゲルは、長谷川宏によれば、哲学博士の肩書をあえて「世界知の博士」と記したそうである。専門化が極端に進行し...

演義と正史を往還する事典 NEW

東京国立博物館主任研究員の市元塁さんに、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 近年の技術革新は表現媒体の多様化をうながし、これと相呼応して物事に対する関わり方も多...