当館では、『大漢和辞典』を始めとする漢和辞典を発行する大修館書店が、漢字や漢詩・漢文などに関するさまざまな情報を提供していきます。

読み物

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偏愛的漢詩電子帖 NEW

江南 有る所無し、聊か贈る一枝の春――陸凱

高級料亭にはないかも知れないが、私が入る程度の食堂では定食やどんぶりに「松・竹・梅」のランク分けがある。特上・上・並をこのように言い換える習慣は、日本独特のものらしい。しかし松、竹、そして梅を価値づけるのは中国伝来である。松は『論語』(子罕篇)の「歲...

医学をめぐる漢字の不思議 NEW

正解が定まらない「楔」

「楔」という字をご存じだろうか。常用漢字表には載っておらず、知っているとしたら世界史で習う「楔形文字」や、楽曲名で「楔」というのがいくつかあるのでそういったところからだろうか。訓読みで「くさび」と読まれることが大半だと思うが、では音読みされるとしたら...

偏愛的漢詩電子帖 NEW

雪は浄し 胡天 馬を牧して還る         ――高適「塞上 笛を吹くを聽く」

詩によく詠まれる自然美を「雪月花」と称することがある。花は春、月は秋、そして雪は冬を代表する景物である。今回は雪を詠った詩を取り上げる。前回に引き続いて、高適[こうせき]に登場していただこう。高適は盛唐の詩人。盛唐の詩人というと、すぐに李白・杜甫の名が...

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『三国志演義』から中国人を読み解く画期的な総合事典 NEW

二松学舎大学教授の伊藤晋太郎先生に、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 渡邉義浩氏と仙石知子氏による『三国志演義事典』が間もなく刊行される。これまで『三国志演義...

『三国志事典』には渡邉義浩の世界知がつまっている NEW

青山学院大学名誉教授の大上正美先生に、『三国志事典』(渡邉義浩著、2017年)をご紹介いただきました。 十九世紀初頭にはじめての著書を公刊したヘーゲルは、長谷川宏によれば、哲学博士の肩書をあえて「世界知の博士」と記したそうである。専門化が極端に進行し...

演義と正史を往還する事典 NEW

東京国立博物館主任研究員の市元塁さんに、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 近年の技術革新は表現媒体の多様化をうながし、これと相呼応して物事に対する関わり方も多...