当館では、『大漢和辞典』を始めとする漢和辞典を発行する大修館書店が、漢字や漢詩・漢文などに関するさまざまな情報を提供していきます。

読み物

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医学をめぐる漢字の不思議 NEW

「腺」になるまでの試行錯誤

以前「「膵」になるまでの試行錯誤」の回で、膵臓を表すために「膵」以外にもいくつかの字が転用されたり造られたりしたというのをみた。「腺」も試行錯誤の末に定着したのは「膵」と同じだが、それまでに登場した語や字は「膵」よりも多い。今回も、採用されずに消えて...

漢字の来た道 NEW

 ◇PartⅢ甲骨文字のしくみ―解読を通して知る占いのしくみ― 高久由美 前回、「日・月」という身近な文字から、字の形(すがた)に現れた殷人の世界観をご紹介したが、今回は「干支」の話から始めよう。ほとんどの占いの中で、いつも冒頭に記される「干」と「支...

偏愛的漢詩電子帖 NEW

江は漲る 柴門の外――杜甫「江漲る」

コロナ禍が世界中を覆っている最中に、日本ではそれに加えて、この夏もまた水害が起こった。ほとんど毎年繰り返される洪水や土砂崩れ、そして何年かに一度襲ってくる地震や津波――日本はほんとうに災害の多い国だと悲しくなる。アメリカの古い町、たとえばボストン近くの...

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『三国志演義』から中国人を読み解く画期的な総合事典 NEW

二松学舎大学教授の伊藤晋太郎先生に、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 渡邉義浩氏と仙石知子氏による『三国志演義事典』が間もなく刊行される。これまで『三国志演義...

『三国志事典』には渡邉義浩の世界知がつまっている NEW

青山学院大学名誉教授の大上正美先生に、『三国志事典』(渡邉義浩著、2017年)をご紹介いただきました。 十九世紀初頭にはじめての著書を公刊したヘーゲルは、長谷川宏によれば、哲学博士の肩書をあえて「世界知の博士」と記したそうである。専門化が極端に進行し...

演義と正史を往還する事典 NEW

東京国立博物館主任研究員の市元塁さんに、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 近年の技術革新は表現媒体の多様化をうながし、これと相呼応して物事に対する関わり方も多...