当館では、『大漢和辞典』を始めとする漢和辞典を発行する大修館書店が、漢字や漢詩・漢文などに関するさまざまな情報を提供していきます。

読み物

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漢字の来た道 NEW

 ◇PartⅥ青銅器の名まえを表わす漢字―モノと文字の対応関係を通して見る中国文化― 高久由美 一器一器が「作器者名+器種名」で名付けられる青銅器だが、前回とりあげた器「リキ」は「利𣪘」とも「利簋」とも書かれる。同じモノを表わす文字が「𣪘」とも「簋」と...

漢文世界のいきものたち NEW

「推敲」は驢馬の背で

前回の宋代の詩人梅尭臣が愛猫の死を悼む詩の中で、世の人は重いものを運べる馬や驢馬の方が猫よりも価値があるなどと言うのだ、と憤っていることをご紹介しました。今回は、その馬と驢馬が主役です。「推敲」は現代では文章をよくするために表現を練ることを主に意味し...

漢文世界のいきものたち NEW

宋代の猫

前回は唐代の文学に登場する猫が「不仁」のものとされていたというお話をいたしました。その代表的な作品として韓愈「猫相乳」を紹介したのですが、宋代には司馬光(一〇一九年から一〇八六年)が「猫虪伝」を書いて韓愈「猫相乳」を批判しています。「猫虪伝」とは司馬...

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『三国志演義』から中国人を読み解く画期的な総合事典 NEW

二松学舎大学教授の伊藤晋太郎先生に、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 渡邉義浩氏と仙石知子氏による『三国志演義事典』が間もなく刊行される。これまで『三国志演義...

『三国志事典』には渡邉義浩の世界知がつまっている NEW

青山学院大学名誉教授の大上正美先生に、『三国志事典』(渡邉義浩著、2017年)をご紹介いただきました。 十九世紀初頭にはじめての著書を公刊したヘーゲルは、長谷川宏によれば、哲学博士の肩書をあえて「世界知の博士」と記したそうである。専門化が極端に進行し...

演義と正史を往還する事典 NEW

東京国立博物館主任研究員の市元塁さんに、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 近年の技術革新は表現媒体の多様化をうながし、これと相呼応して物事に対する関わり方も多...