当館では、『大漢和辞典』を始めとする漢和辞典を発行する大修館書店が、漢字や漢詩・漢文などに関するさまざまな情報を提供していきます。

読み物

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偏愛的漢詩電子帖 NEW

玄都観裏 桃千樹、尽く是れ劉郎の去りし後に栽う――劉禹錫

春を代表する中国の花といえば、まず挙げるべきは桃李。紅い桃(モモ)と白い李(スモモ)は、しばしば併せて「桃李」と呼ばれる。「桃李もの言わざるも、下に自[おのずか]ら蹊[みち]を成す」は、漢の将軍李広[りこう]を讃えた言葉で、「成蹊」の語はこれに由来する。李...

医学をめぐる漢字の不思議 NEW

生薬を一字で表す方法

漢方薬は、生薬という薬効のある植物や動物などを配合して作られている。薬局にいろいろな種類の漢方薬が並んでいるのをみたことないだろうか。漢方薬の種類もたくさんあるが、そのそれぞれには構成する生薬が複数ある。例えば風邪の初期に使われる葛根湯は、葛根、麻黄...

偏愛的漢詩電子帖 NEW

江南 有る所無し、聊か贈る一枝の春――陸凱

高級料亭にはないかも知れないが、私が入る程度の食堂では定食やどんぶりに「松・竹・梅」のランク分けがある。特上・上・並をこのように言い換える習慣は、日本独特のものらしい。しかし松、竹、そして梅を価値づけるのは中国伝来である。松は『論語』(子罕篇)の「歲...

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『三国志演義』から中国人を読み解く画期的な総合事典 NEW

二松学舎大学教授の伊藤晋太郎先生に、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 渡邉義浩氏と仙石知子氏による『三国志演義事典』が間もなく刊行される。これまで『三国志演義...

『三国志事典』には渡邉義浩の世界知がつまっている NEW

青山学院大学名誉教授の大上正美先生に、『三国志事典』(渡邉義浩著、2017年)をご紹介いただきました。 十九世紀初頭にはじめての著書を公刊したヘーゲルは、長谷川宏によれば、哲学博士の肩書をあえて「世界知の博士」と記したそうである。専門化が極端に進行し...

演義と正史を往還する事典 NEW

東京国立博物館主任研究員の市元塁さんに、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 近年の技術革新は表現媒体の多様化をうながし、これと相呼応して物事に対する関わり方も多...