当館では、『大漢和辞典』を始めとする漢和辞典を発行する大修館書店が、漢字や漢詩・漢文などに関するさまざまな情報を提供していきます。

読み物

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偏愛的漢詩電子帖 NEW

書を読みては万巻を破り、筆を下せば神有るが如し――杜甫「韋左丞丈に贈り奉る二十二韻」

近頃、いろいろな分野でAI(artificialintelligence)の進出が、テクノロジーに暗い素人の耳にも入って来る。将棋や囲碁の世界では、名人とAIの対局が報じられる。車の自動運転も実用化が近いという。文学研究の場でもAIを用いた分析が始まっているらしい。作品を読み解...

医学をめぐる漢字の不思議 NEW

「鼠径」部のなりたち

鼠径[そけい]部というのは、足のつけね付近のことをいう。例えば鼠径ヘルニアという病気があるので、「鼠径」という用語を聞いたことのある人もいるかもしれない。ふと考えてみると、どうして人体の場所で「鼠」がつく場所があるのか、不思議だ。足のつけねをみても「鼠...

偏愛的漢詩電子帖 NEW

孤帆の遠影 碧空に尽き、唯だ見る 長江の天際に流るるを――李白「黄鶴楼に孟浩然の広陵に之くを送る」

三月といえば別れの季節、というのは三月に年度が終わる日本に限られるが、日本の卒業式は桃の花と結びついている。五月・六月の交に卒業する台湾では、その時期に真っ赤な花をつける鳳凰樹が、「畢業典礼」(卒業式)の花だ。台湾の大学を卒業した陳俐君さんは、「鳳凰...

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『三国志演義』から中国人を読み解く画期的な総合事典 NEW

二松学舎大学教授の伊藤晋太郎先生に、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 渡邉義浩氏と仙石知子氏による『三国志演義事典』が間もなく刊行される。これまで『三国志演義...

『三国志事典』には渡邉義浩の世界知がつまっている NEW

青山学院大学名誉教授の大上正美先生に、『三国志事典』(渡邉義浩著、2017年)をご紹介いただきました。 十九世紀初頭にはじめての著書を公刊したヘーゲルは、長谷川宏によれば、哲学博士の肩書をあえて「世界知の博士」と記したそうである。専門化が極端に進行し...

演義と正史を往還する事典 NEW

東京国立博物館主任研究員の市元塁さんに、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 近年の技術革新は表現媒体の多様化をうながし、これと相呼応して物事に対する関わり方も多...