漢文・中国古典
私の漢文講義
原田種成 著
「漢文こそ日本の古典である」とする著者が綴った、漢文読解の奥義書であり、古典漢文を軽視する風潮を憂えて遺した警世の書でもある。漢文訓読の意味から、漢詩の実作までを手取り足取り伝授する。
書道故事成語辞典
田中 有 著
中国歴代の書論や史書・詩文などから、書法・文房四宝・書家に関する名言名句1,500余を収録。書き下し文の五十音順に配列し、巻末には人物小伝(付、出典索引)、原文見出し語第一字目の総画索引を付した。揮毫にも重宝する。
説文入門―段玉裁の「説文解字注」を読むために
頼惟勤 監修 説文会 編
後漢に編まれた中国最古の字書『説文解字』。清代の段玉裁が著したその注釈書『説文解字注』はどう読むのか? 漢字学の原点をさぐる人のために、必須の知識を網羅した恰好の入門書。
〈中国文化叢書1〉言語 (新装版)
牛島徳次、香坂順一、藤堂明保 編
当時「各専攻分野の新進の学究」であり、その後も漢語研究の中心的役割を担い続けた研究者により著された本書は、刊行後半世紀を経た今も、漢語研究を志す学徒にとって必読の書であり続けている。
『「山月記」はなぜ国民教材となったのか』
佐野幹 著
李徴に「欠けるところ」とは、本当に「人間性の欠如」だったのだろうか? 中島敦「山月記」が国民教材に登り詰めるまでの知られざるドラマを、「きわめてスリリング」に描く。