当館では、『大漢和辞典』を始めとする漢和辞典を発行する大修館書店が、漢字や漢詩・漢文などに関するさまざまな情報を提供していきます。

読み物

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医学をめぐる漢字の不思議 NEW

ゆれる「腔」の読み

「腔」の読み方にゆれがあるのをご存じだろうか。医療関係者は当然「クウ」と読むと思う。理科で「腔[こう]腸動物」を習ったことを覚えている人や、「満腔[こう]」という言葉を知っている人はこの字は「コウ」だと思うだろう。なので口腔[こうくう]外科、腹腔鏡[ふくく...

偏愛的漢詩電子帖 NEW

白髪 三千丈、愁いに縁りて箇の似く長し       ――李白「秋浦歌十七首」その十五

白髪三千丈白髪三千丈縁愁似箇長愁いに縁[よ]りて箇[かく]の似[ごと]く長し不知明鏡裏知らず明鏡の裏[うち]何處得秋霜何[いず]れの処よりか秋霜を得たる今回はクイズから始めましょう。問題――白髪はなぜ「三千丈」なのか?一千丈でも二千丈でもなく、あるいはもっと奮発...

医学をめぐる漢字の不思議 NEW

「癌」と「がん」は違う?

「癌」と「がん」は違うと聞いたら、どう思うだろう。「癌」のほうが重々しく学問的な感じがして、「がん」のほうがまだやわらかそうな雰囲気といったところだろうか。「ガン」もなんだかおそろしそうだ。たしかに同じ言葉を漢字・ひらがな・カタカナのどれで書くかで、...

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『三国志演義』から中国人を読み解く画期的な総合事典 NEW

二松学舎大学教授の伊藤晋太郎先生に、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 渡邉義浩氏と仙石知子氏による『三国志演義事典』が間もなく刊行される。これまで『三国志演義...

『三国志事典』には渡邉義浩の世界知がつまっている NEW

青山学院大学名誉教授の大上正美先生に、『三国志事典』(渡邉義浩著、2017年)をご紹介いただきました。 十九世紀初頭にはじめての著書を公刊したヘーゲルは、長谷川宏によれば、哲学博士の肩書をあえて「世界知の博士」と記したそうである。専門化が極端に進行し...

演義と正史を往還する事典 NEW

東京国立博物館主任研究員の市元塁さんに、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 近年の技術革新は表現媒体の多様化をうながし、これと相呼応して物事に対する関わり方も多...