当館では、『大漢和辞典』を始めとする漢和辞典を発行する大修館書店が、漢字や漢詩・漢文などに関するさまざまな情報を提供していきます。

読み物

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偏愛的漢詩電子帖 NEW

志は千里に在り――曹操「歩出夏門行」

ディープインパクトの名前は、競馬ファンならずとも知っている。ずいぶん長い間、活躍していたような記憶がのこるけれども、実際には2005年と2006年、たかだか2年に過ぎない。それが競走馬のピークなのだろうか。引退したあとはDNAをのこす仕事を続け、そして...

医学をめぐる漢字の不思議 NEW

医学用語の難しさと同音による書き換え(2)

前回は、医学用語は難しいがそれは医療関係者も難しいと思っているということを述べた。今回はそうした難しい用語をどのように簡単にしようとしてきたのか、その一端として漢字の書き換えと用語の簡略化についてみていきたい。漢字の書き換えというと1956年の国語審議会...

偏愛的漢詩電子帖

セミの声――李商隠「蟬」

夏の短い夜が白むころになると、セミが一斉に鳴き始める。地表に出てから生が尽きるまでのわずかな時間、それを惜しむかのように、ここを先途と渾身の力をふりしぼった声が耳をつんざく。「せみしぐれ」などといった風雅なものではない。この世の不条理に怒りをぶつけ、...

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『三国志演義』から中国人を読み解く画期的な総合事典 NEW

二松学舎大学教授の伊藤晋太郎先生に、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 渡邉義浩氏と仙石知子氏による『三国志演義事典』が間もなく刊行される。これまで『三国志演義...

『三国志事典』には渡邉義浩の世界知がつまっている NEW

青山学院大学名誉教授の大上正美先生に、『三国志事典』(渡邉義浩著、2017年)をご紹介いただきました。 十九世紀初頭にはじめての著書を公刊したヘーゲルは、長谷川宏によれば、哲学博士の肩書をあえて「世界知の博士」と記したそうである。専門化が極端に進行し...

演義と正史を往還する事典 NEW

東京国立博物館主任研究員の市元塁さんに、『三国志演義事典』(渡邉義浩・仙石知子著、2019年)をご紹介いただきました。(刊行の直前にお書きいただいたご紹介文です。) 近年の技術革新は表現媒体の多様化をうながし、これと相呼応して物事に対する関わり方も多...