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無礼語辞典

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無礼語辞典

その言い方、相手を不快にさせていませんか?

 

「お話に感心いたしました」「まじめに取り組む姿勢は尊敬に値する」「相変わらずお元気そうですね」「見果てぬ夢を追いかけて海を渡ったなんて、素敵ですね」など、使い方や使う相手によって無礼になる言葉=「無礼語」を解説し、配慮ある言葉選びをサポートする辞典。約550語の無礼語を紹介し、無礼になる例文や、言いかえ表現も収録。五十音索引、分類一覧付き。

 

著者メッセージ

 そんなふうに言われたらカチンとくる、思わずムッとする、なんだかモヤモヤが残る――不用意な一言で失われた信頼は、百万言を費やしても取り戻せません。そういうつもりじゃなかったのになあ! という後悔を未然に防ぐための手助けになればと、この辞典を作りました。
 使用禁止語リストではありません。「独断」「言うに事欠いて」など非難する言葉は強く反省を迫るときには効果的です。地位を鼻にかけたやり口には「恐れ入るね」と皮肉の一つも投げてやりたいもの。理不尽な要求をされたら「開いた口がふさがらない」と不快感をあらわにしたっていいのです。無礼な言い方にはくじけそうな気持ちを奮い立たせる力があります。でも、向ける方向を間違えたり、マイナスのニュアンスを意識しないで使ったりすると、相手を傷つけてしまうでしょう。その語自体は問題なくても、組み合わせる言葉や文脈によっては配慮を欠いた表現になることもあります。
 言葉遣いを「無礼」の視点から見直してみてください。敬意と優しさにあふれるコミュニケーションへの道筋が開けてくるはずです。

(「はじめに」より)

 

本書で取り上げる「無礼語」の例

あたえる【与える】
「観客のみなさんに感動を与えるような舞台にしたい」
「被害で苦しんでいる人たちに元気を与えたいと思います」
「日本の皆さんに勇気を与えるプレーができたと思います」

かくさく【画策】
「企画を通すために画策しているそうだね」

けいさんだかい【計算高い】
「課長のように計算高く、クライアントの意向にかなった企画を提案したい」
「ガラスの靴を片方だけ忘れていくなんて計算高いやり口だ」

まえのめり【前のめり】〔新〕
「新規客の開拓に前のめりになっている」

やしん【野心】
「誰もが難しいと思うようなことに挑戦するなんて、野心にあふれていますね」

*項目をクリックするとページ見本が見られます。

目次

はじめに
分類からさがす見出し語一覧
『無礼語辞典』について
辞典本文
五十音索引

 

著者

関根健一(せきね けんいち)
1957年生まれ。同志社大学法学部、立教大学文学部卒業。日本新聞協会用語専門委員。元読売新聞東京本社編集委員。元文化審議会国語分科会委員。大東文化大学非常勤講師。著書に『文章がフツーにうまくなる とっておきのことば術』『品格語辞典』(以上、大修館書店)、『なぜなに日本語』『なぜなに日本語 もっと』(三省堂)、『ちびまる子ちゃんの敬語教室』(集英社)など。『明鏡国語辞典 第三版』(大修館書店)編集・執筆協力者。

 

イラスト

いのうえさきこ
漫画家。『問題な日本語』(大修館書店)シリーズでは、小学生から90代まで、幅広い層の人気を集める。著書に『いのうえさきこのだじゃれ手帖』(集英社)、『私、なんで別れられないんだろう~脳が壊れた彼との日々~』『どうぞごじゆうに ~クミコの発酵暮らし~』(以上、秋田書店)など。

*著者紹介の情報は書籍刊行時のものです。

 

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