漢詩漢文こんにゃく問答
「漢文教育は必要なのか。」インターネットでもしばしば盛り上がるこの話題、みなさんはどう考えますか? 研究者や学校の先生の間でもさまざまな意見や立場がありますが、必要、不要、どちらの考えの人も、漢文が古くから日本の文学や私たちの生活に大きな影響を与えてきたことは認めているのではないでしょうか。 この連載では、漢詩文の研究者である川合康三先生(京都大学名誉教授)、松原朗先生(専修大学)に、ご自身の研究活動や大学での指導をとおして感じた「漢文教育」や「漢文」についてお手紙を交わしていただきます。
漢文世界のいきものたち
中国古典(漢文)には実はいろいろな動物が登場します。難しい印象を抱きがちな漢文ですが、動物たちの活躍(?)ぶりや、人間と動物の付き合い方を知ると、作品に親しみがわいてきます。どんな動物が登場するかは毎月のお楽しみ! 新しい視点で漢文を読み解きます。 *写真はColBase(https://colbase.nich.go.jp)より。
漢字の来た道
IT機器が身近になった昨今,文字――特に漢字――と接する機会は,手書きが主流だった時よりも増えているような感さえします。 宇宙の始まりに興味を持つ人はたくさんいるようですが,“漢字のはじめ”も気になりませんか。 そもそもの“漢字のはじめ”はどういったモノだったのか,その後どのように変化してきたのかをこの連載でたどっていきたいと思います。 きっと,ふ~んそんなだったのか,と思っていただけると思います。まずは,“漢字のはじめ“からお楽しみください。
偏愛的漢詩電子帖
中国古典の専門家が、解説書や専門書では語れない「偏」愛する漢詩のフレーズをご紹介します。 教科書や解説書には載っていない「面白い」「好き」があふれたエッセイをご堪能ください。 *記事中の写真は、フリー素材を使用しています。
医学をめぐる漢字の不思議
病院で飛び交うことばは難しい。そう感じる人は多いのではないでしょうか。 医学用語はどうして難しく感じられるのか、複雑怪奇なことばたちはどのように生み出されたのか、そこには実は漢字が関わっている……? 医療・医学のことばを、一見縁遠い「漢字」の視点で分析します。 ことばをひもといていくと、先人達の苦労の跡が見えてきます。 (*アイキャッチ画像は『解体新書』京都大学附属図書館蔵 部分)
写真でたどる『大漢和辞典』編纂史
親文字5万字、熟語50万語を収録する最大の漢和辞典、『大漢和辞典』の歴史を、写真や『大漢和』ゆかりの品々を通して紹介します。
『漢文教室』クラシックス
国内唯一の漢文教育専門誌である『漢文教室』は1952年に創刊されました。これまでに掲載された論考を再掲し、漢文教育研究のあゆみを振り返ります。
体感!痛感?中国文化
編集者として雑誌『しにか』や「あじあブックス」シリーズの創刊に携わり、日本語教師として北京で日本語・日本文化を教えた著者の、肌で感じた中国文化エッセイ。
サンキュータツオの細かすぎる国語辞典の読み方
語釈や収録語に目が行きがちな国語辞典にも、実はページのいたるところに細かな工夫が詰め込まれています。そんな著者や編集委員の苦心の跡を、辞書芸人サンキュータツオさんがあぶり出します!