当館では、『大漢和辞典』を始めとする漢和辞典を発行する大修館書店が、漢字や漢詩・漢文などに関するさまざまな情報を提供していきます。

新刊特集

新刊紹介

『授業がもっと楽しくなる! 学校で使いたいことわざ』

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学校生活ぜーんぶ、ことわざで埋めつくそう!

 これまでなかった教科別ことわざ集。学校の各教科の授業場面で使えそうなことわざ約300が大集合。主要教科をはじめ、音楽、図工、家庭科、道徳、中休み、給食、学級会、部活なども。総合学習では創作ことわざ活動を紹介。朝会や学校行事で使える管理職編付。

著者メッセージ

 本書は、次の点でこれまでのことわざの本にない特色を備えています。
 第一、小学校の授業時間割にもとづいた教科別分類であること。
 第二、現場の教員とことわざ研究者の共同作業により、学校教育とことわざを強く結びつけたものであること。
 第三、学校現場の実際の様子に即して、必要なことわざに絞って取り上げていること。
 こうした試みは、前例のないきわめてユニークなものです。

(中略)

 本書は、学校教育で実際に役立つ”ことわざの教育実用書”ともいえると思っています。そもそも、ことわざにはおもしろくてためになる働きがあります。読者の皆様には、まずは、ご自分が楽しみ味わわれた上で、その思いをかわいい子どもたちに伝え、子どもといっしょに楽しんで役立てていただけましたら、監修者として、それ以上の喜びはありません。

ことわざ研究者 時田昌瑞  (「まえがき」より)

 子どもは、本物を見分ける力が高く、「おもしろい」と思ったときの集中力はたいしたものです。授業中、興味や関心が高いときの子どもは、ぽかっと口を開け、あごが上がって、むきになったような前傾姿勢になっていることがあります。そんな様子を目にしたときの授業者の昂揚感はひと言ではあらわせません。この本からなにかしらのヒントを得て、「今日の授業、ことわざもあっておもしろかったね」と、子どもたちがいい表情を見せてくれたらなによりです。

ことわざ授業づくり研究会 安藤友子  (「あとがき」より)

 

主要目次

 (1日目)国語、算数、中休み体育、社会、給食、図工、学級会、部活

(2日目)理科英語、中休み、家庭科、道徳、給食、音楽、総合、部活

管理職編(朝会、学校行事、職員会議、卒業式

 

著者紹介

時田昌瑞(ときた まさみず)

1945年生まれ。ことわざ・いろはカルタ研究家。日本ことわざ文化学会会長。著書に『岩波ことわざ辞典』『岩波いろはカルタ辞典』(岩波書店)、『図説ことわざ事典』(東京書籍)、『ちびまる子ちゃんの続ことわざ教室』(集英社)、『辞書から消えたことわざ』(角川SSC新書)、『思わず使ってみたくなる 知られざることわざ』(大修館書店)など多数。ことわざやいろはカルタの作品収集にも携わる。明治大学図書館・博物館に「時田昌瑞ことわざコレクション」がある。

安藤友子(あんどう ともこ)

ことわざ授業づくり研究会代表。日本ことわざ文化学会会員。著作に「ことわざと子ども」(『ことわざに聞く――その魅力と威力』人間の科学社 所収)がある。元東京都公立小学校長。

※著者紹介の情報は書籍刊行時のものです。

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