東洋文化の根源=「禅」を探る唯一の辞典
インド・中国・朝鮮・日本にわたる禅の歴史、思想、および禅文化にあらわれた術語・公案・地名・書名・総数3万2千の語彙を、最新の学術的研究をふまえて、平易かつ簡明に解説した唯一の禅宗総合辞典。さらに寺院における作法、それに用いる諸道具については、できるだけ写真・図版をとり入れて解説を補った。
●語彙数32000語。つまり、禅の百科事典。「禅学大辞典」全3巻の内容・収録語数を変えずにコンパクト化。詳細な解説を、豊富な図版・カラーページとともに。
●術語採録数24200語。つまり、禅の用語辞典。他書にはない唐宋以来の俗語も網羅。時代と国を超えて現代に生きる禅語の数々を現代文で明快に解説。
●公案採録数600則。つまり、禅の問答集。碧巖、従容、無門関、拈評三百則等から採録。公案のもつ特殊性を考え用例は長文で引用。主眼点、背景、典拠をわかりやすく正確に示す。
●地名総数300カ所。つまり、禅の旅ガイドブック。国内外の禅宗史上の要地を、可能な限り掲載。寺院分布、禅僧の暮らしにもふれた。
●寺院総数1000カ寺。つまり、禅の名刹案内。五山十刹をはじめとする禅宗寺院を、開山・開基・世代の変遷をさかのぼって解説。
●人名3500人。つまり、禅の人名辞典代表的禅者のプロフィール・業績・生涯・禅宗史上での位置づけを克明に解説。
●書名2500書目。つまり、禅の図書目録。語録をはじめ、禅宗関係文献を広範囲に求め、撰者・編者・写刊年・内容を示す。重要典籍の異本は対照表を付した。