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近刊先読み

作文モンスター図鑑

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ゲーム感覚で作文推敲の基礎が身につく

 

 文末がいつも「思います」になっている「おもうモン」、修飾語が多すぎる「かざりすぎテール」、理由の「ので」がいくつも続く「のでのでノデン」……作文がわかりにくくなるのは、「作文モンスター」のせいだった!?

 この図鑑では、小学生の作文によくある「わかりにくいポイント」を個性豊かなモンスターに見立て、楽しいイラストとともに解説しました。モンスターの特徴や見つけ方(文章の見直しの観点)、つかまえ方(修正の方法)を知れば、「推敲(作文の間違い探し)」の力が身につきます。

 本文は、全漢字にふりがな付き。さあ、小学生から大人まで、みんなで「作文モンスター」をつかまえて、よりよい作文を目指しましょう!

 

著者メッセージ

 この図鑑は、作文が苦手な「あなた」のために生まれた本です。
 「どこか変な文章だな」と思っても、どう直せば良いのかわからないあなた。作文を書いている途中で、急に手が止まってしまうあなた。そして、とにかく作文を上手に書いてみたいと思っているあなた。
 最初のページから順番に読む必要はありません。モンスターの絵を眺めながら、気に入ったページから読んでみてください。また、作文モンスターの顔と名前を覚えておくこともおすすめします。作文を書いているときに、「あ、これはあのモンスターだ!」と気づけるようになると、自分の文章を見直す力がぐんと伸びていきます。何度も読み返して、友だちと「ここが変じゃない?」「こう直したらいいかも。」と、話し合うのも良いですね。図鑑の最後に登場する「最強モンスター出現!」は、とても難しい問題です。ぜひ、自分の力だけで挑戦してみてください。
 作文モンスターたちは、小学生だけでなく、中学生や高校生の作文にもひょっこり現れます。ときには大人の文章にも姿を見せることがあります。ですから、中学生、高校生、大人になるまで、この図鑑を長く使っていただければ幸いです。

(「あとがき」より抜粋)

もくじ

『作文モンスター図鑑』の冒険へようこそ!
作文モンスター全員集合!
この図鑑の使い方

もくじ(ためしよみ)

【ミッション1】めっちゃボックス(ためしよみ)
「夏休みに動物園へ行きました。キリン、ヤギ、ウサギ、モルモット、ペンギン、サル、レッサーパンダ、フラミンゴ、トラ、クマ、シマウマがいました。」

【ミッション2】ばぶール
「山道で蛇に出あわないか、ドキドキでした。」

【ミッション3】したいヨー
「大人になったらいろいろ発明したいです。必ず夢をかなえたいです。」

【ミッション4】おもうモン
「私もごはんを残さず食べられるように、今日からがんばろうと思います。」

【ミッション5】かざりすぎテール
「健康でいられることは、こんなにすごいとすごくわかりました。」

【ミッション6】かさなーレ
「最初に、ケーブルカーに乗りました。それから次に、バスに乗りました。」

【ミッション7】たりないン
「僕はキャンプで、イカダに乗ったり、バーベキューをしておもしろかったです。」

【ミッション8】おっことス
「僕の将来の夢は、ロケットに乗りたいです。」

【ミッション9】というスキー
「私は、本を読むということが好きです。」

【ミッション10】すぐことドン
「僕は、トノサマバッタのことが大好きです。」

【ミッション11】またデター
「このお話では、獣医さんが、動物園にいる、カンガルーの虫歯を直してあげたり、チンパンジーにお薬を飲ませてあげたりして、獣医さんが、動物を助けました。」

【ミッション12】ここがヘンジー
「子犬のショコラは、リビングで夕食を食べます。」

【ミッション13】どっちラス
「たまに接骨院に行くと、笑顔で帰っていく人によく会います。」

【ミッション14】ぎゃくテンス
「川に次々に若い人たちが飛びこんでいます。」

【ミッション15】くどくドン
「プログラマーになるために、パソコンの練習をしないといけないかもしれないので、パソコンに詳しくなりたいです。」

【ミッション16】してしてバッカー
「みんなの心が温かくなるような絵本をかいて、悲しい気持ちをふきとばして、楽しい気持ちにして、励ましたいです。」

【ミッション17】のでのでノデン
「秋になって涼しくなったので、虫が元気になったので、うれしいです。」

【ミッション18】むりだカラン
「弁当を食べ終わったときにゴミがいっぱい落ちていたことに気がつきました。だから、僕は悲しくなりました。」

【ミッション19】けれどモー
「教室でカブト虫を飼育しているけれど、ぜひもらってください。」

【ミッション20】こんがっター
「僕は、ボーイスカウトで、奈良の団との交流で、立山登山に行きました。」

■コラム たからもの見つけた!
 ① 作文モンスターを見つける最強の武器
 ② 主語がいるとき、いらないとき
 ③ 詳しく書くってどうすれば良い?
 ④ バラバラ作文をスラスラ作文に!

■ゲーム ひとやすみ
 ① 絵と合っている文はどれ?(ためしよみ)
 ② 仲間の言葉を見つけよう!
 ③ 同じパーツの漢字を探そう
 ④ 文章の間違いを見つけよう!

最強モンスター出現!
作文モンスター関係図
あとがき
さくいん


著者

宮城 信(みやぎ しん)

1972年沖縄県生。筑波大学文芸言語研究科修了。博士(言語学)、修士(教育学)。専門は、日本語学(意味論、語彙論(特に副詞))、国語科教育学(作文分析・作文指導)。富山大学教育学部 准教授。座右の銘は、「子どもたちが『なぜ』そんな文章を書くのかには必ず理由がある」。
主な著作に「子どもはいかに言葉を選ぶか?」(『日本語表記の多様性』ひつじ書房、2025年)、「児童作文における会話文の展開」(『談話・文章・テクストの一まとまり性』和泉書院、2024年)、「児童作文の段落分け : 体験作文の場合」(『表現研究』122、2025年)、「児童作文の評価「子どもらしい」に関する一考察」(『富山大学国語教育』47、2023年)など。

イラスト

hitom
桑沢デザイン研究所卒業。ほかに『おやこで楽しむ おうち中国語ブック』(赤池晴香 著、大修館書店、2025年)のイラストも担当。

*著者紹介の情報は書籍刊行時のものです。

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