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『漢文基本語辞典』

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03211

漢詩・漢文を訓読するための必携ガイド

「以」「為」「而」「於」など、助字と呼ばれる機能語(文を構成する役割を果たしている語)を中心に、108の基本語をとりあげて徹底的に分析、漢文を訓読・読解するために必須の語法の知識を辞典形式にまとめた。
配列は五十音順(音訓・相画索引付)、用例(読み下し・口語訳付)は、その大部分を高等学校の漢文教科書と大学入試問題から採用。

掲載項目

悪/安/已/以/矣/易/為/惟/于/亦/焉/於/応/可/何/敢/願/己/其/既/豈/幾/宜/況/教/今/倶/兮/奚/見/遣/乎/故/肯/苟/盍/哉/在/之/此/使/斯/而/耳/自/爾/者/邪/若/須/従/縦/孰/且/所/諸/如/少/将/勝/嘗/尽/甚/遂/誰/雖/是/請/然/相/足/即/則/多/乃/輒/当/得/独/奈/難/寧/能/莫/彼/非/被/必/不/夫/毋/復/弗/勿/便/方/毎/未/無/也/耶/又/有/猶/与/欲/令/或


●〈「はじめに」より〉
 本書は、高校生をはじめ漢文に関心のある一般の方を対象として、漢文を訓読するために必要な基礎的な文法・語法の知識を辞典形式に編集したものである。
 返り点・送り仮名を付けていない漢文、つまり白文は中国語であるが、一旦返り点・送り仮名を付けた訓読漢文は日本語である。漢文とは中国語の日本語翻訳文体と言うべきものである。本書は中国語の文法・語法を取り扱うものではない。中国語が日本語にどう対応するかを日本語の立場から整理しようとしたものである。対象は中国語であるが、方法はあくまでも日本語の古典文法である。したがって、中国語が日本語に対応する限りにおいては、原則として日本語の古典文法で整理した。しかし、当然のこととは言いながら、中国語が日本語にうまく対応しないことも少なくない。その場合は、中国語の構造が英語の構造に似ているところがあるという点を利用し、一般に親しみのある英文法の概念を導入した。ただし、英文法の概念は、便宜的・補助的に一部導入したものであって、漢文訓読そのものを崩している訳ではない。
 整理に当たっては、わかりやすさを第一に考えて英和辞典に近い形式で項目を構成しようと試みた。一般の漢和辞典と異なって、品詞分類をしたり、主語・目的語・補語などの文法概念を導入して文型を提示したのはそのためである。これが本書の第一の特色である。
 本書に採り上げた一○八語は助字もしくは虚字と呼ばれる機能語を中心に重要な基本語を網羅したものである。文中に頻繁に用いられ、文を構成する役割を果たしている語つまり機能語に習熟することが、漢文学習の第一歩である。本書はこの一○八語に関して用法を徹底的に整理し、用例を通して具体的に示したものである。なお本書の用例は、主として高校の国語の教科書及び大学入試問題から採られている。これが本書の第二の特色である。本書の漢文訓読は、高校の国語の教科書及び大学入試問題の漢文訓読の実状を反映しているとお考えいただきたい。

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